定量ポンプ リッグス モデル1000の構造
リッグス モデル1000シリーズはエアー駆動のピストン式定量ポンプです。
後部のエアーポンプ部・中央の定量シリンダー部、頭部のロータリーバルブ部にて構成され、精度の向上及び液ギレを良くするために吐出部端末にカットバルブ・ノズルを装着し使用します。
接液部はSUS316L・テフロンを使用し、ロータリーバルブのローターには特種ステンレス鋼を採用、120℃の高温製品にも焼き付けなどを起さず支障なく使用出来ます。
従来品よりロータリーバルブの吸入・吐出単管をボルト固定から一体構造に改善
コンタミの原因を取り除き、隅々まで清掃することが出来ます。
本ポンプはCE(EU加盟国基準)・FDA(アメリカ食品医薬局)の規格に準拠してます。
また、使い易くスピコンを大型とし、前進(吐出)速度、後進(吸入)速度の微妙なコントロールが容易になりました。
充填サイクルを可能な限り短縮できます。
リッグス モデル1000 洗浄の為のピストンヘッドの分解と組み立て
ピストンヘッドはスプリングクリップ式ロックピンで固定されています。
スプリングクリップを引き上げて、ロックピンを引き抜きます。
従来の様にナットでの取付でないので工具なしで、分解することが出来ます。
ピストンカップを取り外します。
2枚で構成されているSUSプレートとテフロンカップ・Oリングシールが一体となって外れます。
ピストンカップ全体の清掃が完全にできるので、コンタミを嫌う乳製品や化粧品をはじめとした、デリケートな製品もコンタムなく使用することができます。
ピストンカップ、サポート板シールとに分解することができます。組み立てる場合は、逆の手順で行います。